「立夏の候」いつ使う?
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4分
ビジネス文書や
ちょっとしたお便りに
不可欠な季語。
「立夏の候」は
5月の季語ですが、使える時期は
実は決まっているのです。
オトナのマナーとして、
「立夏の候」について
調べてみました。
そもそも「立夏」って何
立夏とは、季節をわける二十四節気の
考え方に基づくものです。
一番大きな分け目が、夏至と冬至の二至。
それに春分と秋分を合わせて二至二分と
いいます。
さらにこれに
立春、立夏、立秋、立冬の四立をあわせ
八節といいます。
この「立」がつくものは、季節の始まり。
立夏は夏の始まりということ。
現在の暦では5月は春ですが、
旧暦では4~6月が「夏」。
立夏を迎えると、季節は初夏に
なります。
この日を境に
夏の気配が現れてくる日という
意味がこめられているようです。
確かに5月は4月とは違った日差しの
温かさ、強さを感じますよね。
(紫外線量も強いですしね!)
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「立夏の候」はいつまで使えるの?
二十四節気によると今年の立夏は
5月5日になっています。
毎年5月5日前後となっています。
二十四節気によると、
次の節の「小満」が5月21日
となっていますので
今年の場合は、
5月5日~20日までの間
に使うことができます。
仕える期間はわずか2週間たらず。
季節を感じる言葉として、
この時期にお便りを書く機会が
あれば、ぜひ「立夏の候」を
使ってみたいものです。
ちなみに、この先の他の主な
節目をみると、2014年は
夏至:6月21日
立秋:8月7日
秋分:9月23日
立冬:11月7日
冬至:12月22日
となっています。
「立夏の候」の文例集
というわけで、「立夏の候」を使った
時候の挨拶の文例を紹介します^^
★立夏の候、皆様お元気にお過ごしと存じます。
★立夏の候、新緑がすがすがしい季節になりました。
★立夏の候、若葉が美しい季節となりました。
★立夏の候、新茶の香り漂う季節となりました
などなど。
季節の移り変わりの様子を
付け加えると爽やかな印象に
なりますね。
5月の時候の挨拶に使える、そのほかの季語
また、「立夏の候」以外にも、
5月の時候の挨拶の言葉として
他にはこのようなものがあります。
・風清らかな初夏の候
・軽暑の候
・新緑の候
・新緑の色増す季節
・風薫るこのごろ
・若葉の目にしみる候
・藤花の候
5月はこれから夏にむけて
緑が増え、陽射しが強くなる時期。
そんな季節の移り変わりの様子を
端的な言葉で表す時候の挨拶を
きちんと使いこなせるステキな
大人でいたいものですね。
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