子どものしつけ|ご飯の時にこれだけは教えたい3つのこと
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食事のたびに、子どもを叱りつけていませんか?
残さず食べなさい!
こぼさない!
早く食べなさい!
と、食事の時間がママの苦痛の時間になってしまっていることもあるかもしれません。
子どもが食べている状況をみると、ついあれこれ注意したくなります。
でも、あまりにガミガミ言っていると、せっかくのご飯が美味しくなくなってしまいます。
そこで、ご飯の時に、これだけは子どもに教えておきたいということを考えてみませんか?
それ以外のことは、ある程度は「いつかできるようになる」と長い目で見てみてください。
そうすることで、少しママも子どもも、少しらくになるかもしれません。
1.「いただきます」と「ごちそうさま」
なんといっても食事のご挨拶は
できるようになってほしいものです。
食べ物の命をいただくことで、
自分が成長していけるのだという感謝の言葉です。
子どもに、「命」というものの
深い意味まではまだ分からないかもしれません。
でも、
「食べ物のおかげで、大きくなれるんだよ。
だから、食べるとき、食べ終わった後には
きちんとご挨拶しようね」
ということくらいでしたら、
きっとわかってくれると思います。
大人になってからも、食べる前に
自然と「いただきます」と言っている人には、
好感が持てるものです。
挨拶の習慣は、いつか自然と
できるようになるというものではありません。
この幼児期に、ぜひ習慣づけられるよう、
毎回一緒にご挨拶をしてあげるようにしてください。
2.食べ物を粗末にしない
食べ物が大切だということは、
ぜひこの幼児期に教えてあげたいことです。
一生懸命食べていて、ボロボロと
こぼしてしまっていることを
怒らないであげてください。
ただ、食べ物で遊ぶことだけは
しっかり注意するようにしましょう。
食べ物では絶対に遊ばない、
ふざけて投げたりしたときには、
思い切って食事を切り上げてしまってもいいかもしれません。
「食べ物の大切さ」などということは、
大人になってから教えてくれる人はいません。
この幼児期に、ぜひママからしっかりと
説明して、教えてあげてください。
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3.全部の種類を少しずつでも食べる
ママが用意した何種類かのおかずも、
やはり好きなもの、少し苦手なものがあると思います。
子どもはつい、自分の好きなものから食べ、
苦手なものは残そうとしてしまいがちです。
それはある程度、子どもでは仕方がないことかもしれません。
苦手なものも全て食べるようにと言っていると
なかなか食べられず、
ママも子どもも、食事が苦痛に感じてしまうようになります。
そこで、全部は食べられなくても、
必ず全種類を少しずつでも食べるようにという
お約束を作ってみてはどうでしょうか?
ママがどうしていろいろな種類のおかずを作っているか、
好きなものだけでは
元気に大きくなれないのだということを説明し、
少しでも食べる努力をさせてください。
少しずつでも、いろいろなものを食べる習慣を
つけておかないと、
本当に自分の好きなものしか食べない子どもに
なってしまうかもしれません。
もちろん、栄養面でも問題があります。
それだけでなく、子ども自身が
小学校に入学してから、
給食で苦労するようになる可能性も考えられます。
好きなものだけ食べていいよというのは、優しさではないのです。
子どものために、ぜひたくさんの種類を
食べる習慣をつけてあげてください。
おわりに
いかがですか?
できれば、食事は楽しい時間にしたいですよね。
食事のときに注意したいことは
たくさんあると思いますが、
この時期は少し我慢して、
必ず教えたいことだけは注意するという方針にしてみませんか?
楽しい会話をしながらの食事は、
消化もよくなると言われています。
ただ、逆に、楽しいだけではいけません。
何も注意しないで好き勝手にさせてあげることは、子どものためになりません。
これから成長していくうえで、
必ず覚えておいてほしいことだけは、
ぜひこの幼児期にしっかり教えてあげるようにしてください。
(ライター 三木杏奈)
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