長雨の候の時期はいつから?秋も使っていい?
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しとしと続く秋の長雨。
夏の暑さが一雨ずつおさまっていくような秋の長雨には季節感を感じます。
秋の時候の挨拶にも
「長雨の候」って使いたいけど
あれ?
「長雨の候」が使えるのはいつ?!
長雨の候は9月に使うのであっている?
9月に入ると天気予報でも、
秋雨前線の話を耳にすることが
多くなりますね。
日本では春や秋など、
季節の変わり目には長雨が降ります。
特に秋に移り変わる時期には
夏の間の太平洋高気圧が弱まり
そこに大陸から冷たい
オホーツク海高気圧がやってきます。
この2つの高気圧がぶつかる影響で
秋雨前線が生まれ、
9月は雨が多くなるのです。
季節の風物詩なんだから、
この時期の時候の挨拶に
「長雨の候」
と使いたくなったら要注意!
実は長雨の候は、9月には使えないのです。
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「長雨の候」はいつ使う?
「長雨の候」を使うのは、6月。
梅雨の季節の季語なのです。
いくら季節の変わり目で
長雨になるからといっても、
秋雨前線が季節の風物詩でも、
秋には使えません^^;
気を付けましょうね!
じゃあ、9月の時候の挨拶は何を使ったらいい?
じゃあ9月のこの時期、
時候の挨拶には何を使うかというと
このような言葉を使えばOKです。
新涼の候
秋涼の候
新秋の候
初秋の候
爽秋の候
また、「~の候」以外にも
こんな言い回しもあります。
・朝夕めっきりすずしくなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
・秋風が心地よい季節となりましたが、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
・残暑も落ち着き、爽やかな季節となってまいりました。皆様お変わりはございませんでしょうか。
「雨」が多くなる季節ですが
「雨」の話に触れることはないのです。
まとめ
いろいろ調べてみてわかったのですが
9月の時候の挨拶に
「長雨」
に触れた表現というのはないんですね。
時候の挨拶で「雨」を表現するのは
梅雨の時期の6月だけなのです。
意外に思いますが、思えば
9月は暑さが落ち着き、
涼しく爽やかな秋になっていく季節。
だから秋の長雨のことではなく
「爽やかさ」や「涼しさ」
「心地よさ」を挨拶にもってくる…
のかもしれませんね。
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