ここ調べた » オトナのマナー » 晩秋の候はいつ使う?10月も11月も使っていい?

晩秋の候はいつ使う?10月も11月も使っていい?

読了までの目安時間:約 5分

晩秋の候

時候の挨拶で気になるのが

「これっていつまで
 使っていいの?」

ということ。

中には今の季節感覚と
ちょっと違うものもあって
注意が必要です。

そこで今日は、秋の終わりに
便利な表現、

「晩秋の候」

についてまとめてみました。



スポンサードリンク



晩秋の候はいつ使うの?


「晩秋の候」(ばんしゅうのこう)は
文字通り、秋の終わりに使う表現。


旧暦の10月。

今でいうと、11月の表現になります。

12月初旬でもいいという意見も
ありますが、

12月は今の季節でも冬に入りますので
さすがに「秋」が表現に入っているのは
ちょっとおかしいですよね^^;


ちなみに、こうした時候の挨拶は
二十四節気に基づいていますが、

それに厳密に従うと

晩秋」を指す期間は

寒露(10月8日前後)から
立冬(11月7日前後)まで


の期間を指します。


ですので、この考え方に基づいて

10月8日以降なら
10月も使ってOKです。

というわけで、「晩秋の候」
が使えるのは

10月8日以降~11月

ということになりますね^^



二十四節気の名称

寒露」(10月8日前後)
霜降」(10月23日前後)
立冬」(11月7日前後)


なども

「寒露の候」
「霜降の候」
「立冬の候」

といった時候の挨拶の表現に
なります。

この場合は、
決まった期間を過ぎて使うと

「あらあら、この人使い方を
 知らないのかしら?」

と思われてしまうので要注意!



晩秋の候、意味は?使い方は?

1021_R
「晩秋の候」は秋も深まり、
段々寒くなって冬に近づいてきた様子を
言い表しています。

また

「寒さがだんだんと増して、
 冬へ向かっていますね」


という意味も込められています。

ですので、

「晩秋の候」

の後には、相手の体調や最近の様子を
気遣う言葉
をつけたせば


気の利いた時候の挨拶の出来上がりです。


例文

晩秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

晩秋の候、ご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。

晩秋の候、皆様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

晩種の候、貴社におかれましては、ますますご隆盛のことと存じます




時候の挨拶で大切なこと



時候の挨拶で大切なことは

「季節を表す言葉」+「相手の安否への気遣い」

ということです。


「こんな季節になりましたが、
 お元気ですか?」


というのが主旨。

なので、

たとえば

晩秋の候、澄んだ青空が美しい季節となりました。



という表現は

「季節を表す言葉」+「季節を表す言葉」

になってしまうので、
若干くどい?

というか、あまりスマートでない?!

表現になってしまいます。

まあ、そこまで
突っ込む人はなかなかいないでしょうが

「デキる大人」

になるためにも、押えておきましょうね。



スポンサードリンク



11月の時候の挨拶、「晩秋の候」以外は?


また、晩秋の候以外にも
11月の時候の挨拶には
このような表現があります。


晩秋の候

秋冷の候

季秋の候

深秋の候

暮秋の候

落葉の候

立冬の候

初冬の候

初霜の候

向寒の候

暮秋の候



このうち気を付けたいのが
「立冬の候」

これは

二十四節気の

「立冬」(11月7日前後)から
「小雪」(11月21日前後)


の間に使うものとされているので
11月下旬には使わないように
しましょうね!



まとめ


難しそうな時候の挨拶も
コツさえつかめば簡単なもの。

使いこなして
スマートな大人を目指しましょう!


スポンサードリンク

 

この記事に関連する記事一覧

脱毛器ケノン
フコイダン
今週の注目記事Best15!
運営者情報
■お問合せ