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子供の嘘の叱り方~ママに絶対に守ってほしい3つのこと

読了までの目安時間:約 9分

アトピー完治するまで

子供の嘘に初めて直面したママは、
ショックを受けることも多いものです。

「嘘をつかない子になってほしい」と
強く思うばかりに、子供の嘘を見つけたとき、
頭ごなしに叱っていませんか?

実は、子供の嘘は、大人がつく嘘とは
少し違うもののようなのです。

だからこそ、子供が嘘をついたときに
ママに守ってほしいことを3つご紹介します。



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1)悪意のない嘘を叱らない

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子供は、想像力が豊かです。

そして、いろいろなことを素直に受け取り、
楽しく妄想したり夢を膨らませます。


たとえば、
テレビでバレエを踊っている映像を見て、
きれいだなとうっとりした子は、

想像の中ではもうバレリーナです


家の中で真似して踊っている子供の頭の中では、
キラキラした衣装をまとって、
ステージで踊っている自分に酔いしれています。


そんな子供が、
実際にバレエを習っている
お友達とお話ししたとき、その行動が

「嘘」が現れてしまうことがあります。


「私、バレエ習ってるの」というお友達に、


「私も踊れるよ!すっごく上手なの。
キラキラのドレスで踊るのよ」



と言うかもしれません。


これは、ですね。


でも、子供の想像の中では
確かに彼女はバレリーナだったのです。


そして子供は、「こうだったらいいのにな」
という想像と、
現実の区別がまだつきにくい状態
です。


習い事という観念がしっかり分かっておらず、

家で踊っている自分と教室に通っているお友達の
違いに気付いていないかもしれません。


そのため、自分で
嘘をついているという自覚がないまま、
願望を語っている
のです。


でも、現実でこのようなお話をしてしまうと、
後々、子供から話を聞いたお友達のママから、

「バレエ習い始めたんだってね?どこの教室?」

などと聞かれてしまうかもしれませんね。


そんなとき、ママは大慌てです。

多くのママは相手のママへの気まずさもあり、

「なんでそんな嘘ついたの!」

子供を怒ってしまうことでしょう。


背景を知らないママは、
子供がお友達に見栄を張って
嘘をついたと思ってしまいます



でも、子供に悪意はなかったかもしれないのです。



対処法:怒るのではなく、説明を聞いてあげる

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こういう場合、まず子供にそういう話になった
いきさつを聞いてみてあげてください。


ママに説明していくことで
子供は頭の中を整理し、

想像と現実の区別をつける練習をします。


ママにお話ししているうちに、子供も、
現実でないことをお友達に話したんだ
ということを自覚するでしょう。


希望を語っている子供に、

「嘘をついた」と言っても、なかなか
自覚できないものなのです。


本人の頭の中では、現実なのですから。


ゆっくり話を聞いて、
悪いことと叱るのではなく、

想像の中の出来事だということを
自覚させてあげて
ください。


これは、成長の過程で本当に大切なことです。


自覚のないままに、「悪い」と怒られてしまうと
子供はお話をするのが怖くなってしまいます。


何か言ったら
また嘘だと怒られると思ってしまうのです。


子供の成長の機会を奪わないよう、
しっかり会話をしてあげてください。



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2)嘘をつく機会をママが作らない



子供はママに褒めてほしいと常々思っています。

その思いが、時に嘘の元になってしまうのです。


でんぐり返りができたお友達に、ママが何気なく
「すごいね」と声をかけたとき、

隣でお子さんは

「私もできるもん!この前、できた」

と言うかもしれません。


実際はまだでんぐり返りなんてできないのに、
自分もママに「すごいね」と言って欲しいのです。


「まだできないじゃない、嘘ばっかりね」
などと返さないであげてくださいね。


褒めてもらえなかったお子さんは、
どうにか褒めてもらおうと、また別の嘘を
言ってママの気を引こうとするでしょう。


ママの反応が、
嘘を増やしてしまっているのかもしれません。



対処法:できるなんて嘘!ではなく、頑張っている!を褒める

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この場合、お子さんは成果、成功に関してのみ
褒めてもらえると思っている可能性があります。

そのため、できないことをできたと言い、
ママに褒めてもらおうとするのです。

そうではなく、練習を頑張っている姿など、
経過を褒めるようにしてあげてください。


そうすることで、
できたと嘘を言わなくても褒めてもらえ、
子供が嘘をつく必要がなくなります


嘘ばかりと切り捨てず、
子供が嘘をつきたくなる機会を減らしてあげる
努力をしてみてあげてください。



3)保身のための嘘の見本にならない

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大好きなママですが、
怒ったら怖いのもママです。


自分が悪いことをしてしまった、
前回も同じことをして怒られたという認識が
ある子供は、

自分の失敗を隠そうと嘘をついてしまいます。


ママに怒られたくないからと、時に
他の人がやったと嘘をつくかもしれませんね。


そういう嘘はいけないものだ
教えてあげなくてはなりません。


でも、そのごまかす嘘、見本は誰でしょう?



対処法:まずは親が失敗を謝る姿を見せる


子供が自分の失敗を隠そうとしているとき、
親の真似をしていることがあります。

そう、子供の見本は、やはり親なのです。


ママが
おもちゃを誤って踏んで壊してしまったとき、
どうしましょう?

子供に、ママが壊したと騒がれるのが嫌で、
見ていないうちに隠してしまったり、

「もう踏む前から壊れかかっていたからね」
などとごまかしてしまっていませんか?


そういう姿をみて、子供はごまかす、
嘘をつくということを覚えてしまっているのかも
しれません。


子供になってほしくない大人
なってしまっていませんか?


まずは親が、子供相手でもごまかさず、
「ごめんなさい」と謝る姿を見せることで、
子供は失敗したときの対処方法を学んでいきます。


失敗を隠す嘘をつく子供は、
失敗したときにどうしていいか分かっていない
場合もあるのです。


あるべき姿を親がみせることで、
「嘘でごまかさない」という言葉にも
説得力が生まれます。


そして、保身の嘘を諭す場合にも、
悪いことと叱るよりも、嘘でごまかされて悲しい
という表現を使ってみてください。


悪いことというのはなかなか理解できなくても、
本当でないことを言うとママが悲しむ
ということは分かってくれることが多いものです。


おわりに


いかがですか?

まだまだ無邪気な子供だと思っていたのに、
嘘をつくようになってしまったと
大慌てしてしまいますよね。

でも、嘘をつくような子になってしまったと
悲観しないでください。

子供の嘘を発見したとき、叱るよりも
「どうしてそんなことを言っているのだろう?」
と考えることで、

更に子供のことを
理解できるようになるかもしれません。

子供が委縮せず、元気にお話しできる親子関係
築いていきたいですね。

(ライター 三木杏奈)


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