子供が騒ぐ時のしつけでママが言ってはいけない禁断の台詞
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6分
毎日一生懸命子育てしているママ、
本当にお疲れ様です。
子供たちは毎日パワフルで、大騒ぎ。
「静かに!」と叱ることも多々ありますよね。
ママにとっては大変ですが、
子供は、ママに叱られながら
いろいろなことを学んでいくのです。
「叱る」ということも、
大切なコミュニケーションなんですね。
だからこそ、叱られたときに
ママに言われた台詞は、
良くも悪くも、
子供の心に長く残ることがあります。
今回は、叱るとき、
子供にこれは言ってはいけない、
禁断の言葉をご紹介します。
「もうこんな子いらない!」
外出先で大騒ぎ。
周囲の目は気になるし、
ママ自身も疲れている。
そんなとき、
ついつい言ってしまいそうになる言葉、
「もうこんな子いらない!」
ママは、本心では
そんなこと思っていないんですよね。
疲れて追い込まれているだけなんです。
ただ、これを言われた子供は
どう思うでしょう?
子供にとって、
ママと、家族が今の人生の全てです。
そこから排除されるということは、
もう生きていけないというくらいの
絶望感を味わいます。
ママが「本気ではない」ことは、
子供には分からないんですよね。
そのため、大騒ぎする子に
この台詞を言ってしまうと、
更にパニックになって
泣き叫んでしまうこともあります。
あまり効果的な方法とも
いえそうにないですね。
「○○ちゃんはほんとにいい子なのに」
子供に絶対にかけてほしくない言葉、
それが「比較」の言葉です。
ついママは、
兄弟や近所の同級生のお友達に
比べてしまうこと、ありますよね。
ママにとっては何気ない
「お兄ちゃんはちゃんと座っていられるのに、
あなたはねぇ」というぼやき、
子供にとっては
心に響いてしまっているかもしれません。
潜在的に、お兄ちゃんはできる子、
自分はできない子という、
劣等感を感じてしまいます。
そして、言われすぎると、
「ぼくはできないから」と
開き直ってしまう子もいます。
子供に嫌味は通じません。
開き直って、
ママの言うことを聞かなくなったり、
劣等感を感じて委縮してしまったり。
「比較」する言葉は、
子供のしつけにおいて、
良い効果を出さない言葉です。
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「意味わからない」
大騒ぎしている子供に、
「もう!意味わからないことやめなさい」
と注意してしまっていませんか?
私もついつい、
無意識に出てしまっている言葉です。
大人にとって、あまり深い意味のない
「意味わからない」という言葉。
ただこれ、子供にとっては
なかなか傷つく言葉のようです。
子供の行動って、実際のところ、
本当に意味不明ですよね。
大人からしたら、
何が楽しいの?ということばかり。
でも、子供はそんな行動に
いろいろな意味を持っていたり、
妄想していたり。
そこで、「意味わからない」と
言われてしまうと、
悲しかったり、
恥ずかしいと感じてしまう子も
いるようです。
子供の想像力は、
無限の可能性を持っています。
静かにさせることが目的なのに、
子供の遊び方や想像力を
否定してしまわないようにしたいですね。
「パパに言うよ!」
パパが怒ったら怖いお家は、
パパに言うよ!が
切り札のようになっていませんか?
パパに怒られたくないから、静かになる。
なかなか効果的な言葉ですよね。
ただ、これ、
あまり良い言葉ではないかもしれません。
何が悪いのか、
子供に全く伝わらないのです。
今、どうして騒いではいけないのか。
そういう場所なのか。
そういう時間なのか。
全く説明していませんよね。
パパの怖さだけで静かにさせますので、
次回同じ状況になった時にも、
また同じように騒いでしまうでしょう。
子供には、叱りながら
良いこと、悪いことを
教えてあげたいものです。
それが、しつけです。
その場を静かにすることだけを
目的としないようにしましょう。
おわりに
いかがですか?
毎日ずっと子供と一緒にいると、
つい子供にとって傷つくような言葉を
言ってしまっていることがあるものです。
「叱る」というのは、
「怒る」のとは違います。
正しいことを教えてあげるのが、
叱ることなんですよね。
だかこそ、叱っているときにも、
言葉には十分注意したいものです。
大騒ぎする子供に、
感情をぶつけたり、
その場をしのぐだけの言葉を
かけてしまわないようにしたいですね。
(ライター 三木杏奈)
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