4歳児・習い事を嫌がる時の対処法3つのコツ
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7分
「やってみたい!頑張るから!」
そう言って始めたはずの習い事、
気付けば毎回「早く準備しなさい!」と
ママが急かしている状態に。
子供がしたい!と言った習い事でも、
嫌がる時期って
くるものなのかもしれません。
本当に合わなかったのならば
やめてしまうのも仕方のないこと。
でも、もし一時的なことだったら
せっかく始めた習い事、
頑張ってみてほしいですよね。
そんな、習い事を
嫌がるようになってしまった4歳児への
ママの対処方法を3つご紹介します。
プチお披露目でガソリン補給
毎週毎週、練習ばかり。
子供の想像していたものと、
実際の習い事が違っていたということ、
よくあるんです。
ピアノなども、
子供はきれいな演奏を聴いてあこがれ、
やりたい!と言います。
でも、実際は最初は単音から。
譜面の勉強なんて、
想像もしていませんでした。
思ってたのと違う!と思って、
やる気をなくしているかもしれません。
そんな子供には、
ぜひプチ発表の機会を。
毎日一緒にいるママではなく、
祖父母にお披露目してみませんか?
お友達のママに協力を依頼するのも
いいかもしれません。
プチゲストにお披露目しましょう。
すごいね!と褒められることが、
4歳くらいの子供の何よりの原動力です。
ゲストに練習を見に行ってもらうのも
いいですし、
少しできるようになったことを
お披露目するだけでもかまいません。
本当に小さなことですが、
子供が何かを継続していくためには
「すごい!」という
ガソリンが常に必要。
時に、ママの励ましだけでは
足りなくなるときがあります。
ぜひ、ちょっと目新しいガソリン補給を
検討してみてください。
憧れの姿をもう一度!
プチ披露目もそうですが、
やはり子供には「目標」が必要なんです。
最初に見た憧れが、
薄くなっているのかもしれません。
残念ながら4歳の記憶力も決意も、
そう長くは継続しません。
そんな子供には、
ぜひ憧れの姿をもう一度。
発表会でもいいですし、
テレビで放送される演奏や競技でも
いいんです。
子供が始めたい!と思った憧れの姿を、
もう一度見せてあげましょう。
華やかさを見せると同時に、
「この人たちも、あなたみたいに
小さいころから
一生懸命練習してたんだよ」
と、最初から
そのような完成形ではなかったことも
あわせて説明してあげてくださいね。
頑張っている姿を
実際に見せてあげられると、
なお説得力が増します。
私は昔、全く畑違いの
歌舞伎の舞台と、舞台裏の
密着ドキュメンタリーをみて、
「こんな人たちでも一生懸命練習してるんだ」
という衝撃をうけ、
華やかな舞台への憧れを思い出し、
当時辞めそうだった日本舞踊を続けようと
決意したことがあります。
子供の心の持ちようは、
いつ、どんなときに
上昇気流に乗るかわかりません。
ちょっと目先を変えたアプローチで、
子供の意識が上向きになるといいですね。
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思い切って休んでみる
習い事に限らず、
子供の興味の方向は
ずっと一定の向きを向いていません。
「始めたい!」の言葉が
嘘だったのではないんですよね。
そんな子供には、
思い切ってお休み期間を作ってみては
どうでしょうか?
「もうやめなさい!」と言ってしまうと、
子供は意地になって「やだ!」と言い、
でも結局、
イヤイヤ通うという
悪循環が生じてしまいます。
やめるのではなく、
1か月や2か月ほど
休憩の期間をとってみましょう。
もちろん、休憩が可能な習い事と
そうでないものがあると思います。
ただ、子供の習い事の先生でしたら、
しっかり事情を説明すれば
きっと分かってくれると思います。
子供には、冷静に
「やめるのではなく、お休みしてみよう。
お休みしてみて、
それでもやりたいと思ったら、
その時は一生懸命頑張ろう。」
そう言ってみてください。
子供に考える期間をあげましょう。
始めたいとは言ったものの、
想像と違った部分もあったでしょう。
でも、毎週習い事の曜日に追われ、
練習もしなければ!と慌てている間に
本当にしたかったことなのか、
分からなくなっているかもしれません。
できれば、お休み前に
「ママは、頑張ってきたのを知ってるから、
ぜひ続けてほしいと思ってるよ。」
という、
ママの気持ちは伝えてあげましょう。
この方法、
本当にやめてしまう可能性もあります。
でも、それも習い事における
一つの勉強だと思うんです。
4歳児に、自分の方向性を考える
最初の機会を与えてみませんか?
ぜひ、子供に少し
考える時間をあげてみてください。
おわりに
いかがですか?
ママは子供の習い事に
つい期待してしまいますので、
辞めさせたくない!と思いがち。
でも、実はこの時期の習い事って、
子供の興味が向いていない状態では
上達しないものなんです。
案外、ママの
「絶対に行かせよう」という気迫に
子供が引き気味になっているのかも
しれませんね。
少しアプローチの方向性を変えて、
子供の「やりたい!」が
復活するといいですね。
(ライター 三木杏奈)
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