仲秋の候の時期はいつまで使える?10月も使っていい?
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秋本番となってきた、10月。
この時期の時候の挨拶といえば、
秋の真ん中は「仲秋」というらしいし、
この時期の時候の挨拶といえば
やっぱり
「仲秋の候」
でしょ?!
あれ?でもいつまで使っていいの?
ということで、今日は仲秋の候が
使える時期と、
10月の時候の挨拶について
まとめてみました。
仲秋の候の時期はいつからいつまで?
仲秋、「仲の秋(なかのあき)」は
よんで字のごとく、秋の真ん中を指します。
秋の真ん中っていったら
10月でしょ。
だから10月いっぱいは
時候の挨拶は「仲秋の候」で決まり!
と思っていたら大変!
恥をかいてしまいますよ~~!
この「仲秋」とは二十四節気の
「秋」の真ん中を示しているので
決して今の9、10、11月の
秋ではありません!
「仲秋の候」が使えるのは
現在の
9月10日前後~10月10日前後。
元になっているのは、二十四節気の
白露(2014年は9月8日)から
寒露(2014年は10月8日)
の間ということなんです。
だから、10月10日すぎてから
「仲秋の候」
を使うと、
「あらら、この人、わかってないわ」
となってしまうのです。
ご注意を!
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10月に使える時候の挨拶は?
では10月にはどんな
時候の挨拶が使えるかというと
このようなものがあります。
寒露の候
(10月10日以降~
10月22日の霜降まで)
霜降(そうこう)の候
(10月22日の霜降~
11月7日の立冬まで)
※日付はともに2014年の場合
(10月10日以降~
10月22日の霜降まで)
霜降(そうこう)の候
(10月22日の霜降~
11月7日の立冬まで)
※日付はともに2014年の場合
ちなみに「寒露」とは
野草に宿る冷たい霜を表した言葉。
「霜降(そうこう)」とは
さらに朝晩寒くなり、
冷え込みが厳しくなって、
朝霜が見られる様子
を表しています。
そうイメージすると
ちょっと難しそうな時候の言葉も
一言で自然の様子を表した
とても素敵な言葉だと思いませんか?
また10月に使える
時候の表現は他にもこんな
表現があります。
晩秋の候
紅葉の候
秋容の候
秋冷の候
秋晴の候
秋雨の候
爽秋の候
錦秋の候
清秋の候
菊花の候
秋天の候
秋色の候
紅葉の候
秋容の候
秋冷の候
秋晴の候
秋雨の候
爽秋の候
錦秋の候
清秋の候
菊花の候
秋天の候
秋色の候
難しいと思われる時候の挨拶ですが、
「~の候」のあとにお決まりの文章を
付け足すだけで、立派な文章になるのです。
法人宛のビジネスレターなら、
・貴社ますますご清栄のこととお慶び申しあげます
・貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます
また、改まった手紙なら
・皆様におかれましても、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます
・皆様におかれましても健やかにお過ごしのことと存じます
という言葉をつければ、
あっという間にきちんとした時候の挨拶ができます。
たとえば、こんな感じです。
【例】
寒露の候、皆様におかれましても健やかにお過ごしのことと存じます
ということで、苦手に思わずに
ぜひ使いこなしてみてくださいね。
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