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魔の2歳児反抗期!親を叩く子どものしつけ方

読了までの目安時間:約 8分

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何を言ってもお返事が「いやー!」
そう、噂に名高い、
イヤイヤ期ですね。

魔の2歳児なんて言われたりもします。


2歳児は、まだ
自分の感情をうまくコントロールしたり
伝えたりすることができないできません。

そのため、
イヤイヤと反抗するだけでなく、
口よりも先に手が出てしまう子も。


親を叩いてしまう子供には、
どのようにしつけをすればいいでしょうか?


イヤイヤ期真っ只中の2歳児に
「叩いちゃだめ」を
しっかり分かってもらう方法、
ご紹介します。



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どうして叩く?いつから教える?


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成長著しい2歳の時期、
もうすっかりおしゃべりが
上手になった子もいるでしょう。


まだうちの子はお話ができないな
という子もいると思います。


この時期の言葉の遅い早いは、個人差。
その子の個性であることが多いのです。


ただ、すっかりお話し上手なお子さんも、
まだまだ2歳児


自分の感情を上手に伝えることは
難しい
ものです。

そんな、もどかしい思いが、
時に「叩く」という行動に
つながってしまうのかもしれませんね。


パパやママは
自分の一番身近にいる人です。

その気安さも手伝って、
八つ当たりやイライラの
はけ口になってしまうのですね。


子供に叩かれても
本気で痛くはありませんので、
ついつい「こらこら」で
済ませてしまうことも
少なくないかもしれません。


でも、実はここでちゃんと
「叩くことがいけないこと」
理解してもらわなければ、
子供は理解できないのです。


小さいころは甘い顔をしておいて、
力が強くなってきたら怒る、では、
子供は何がいけないことなのか
分かりません
ね。



叩かれた親は「いたーい!」


親を叩いた2歳児には、ぜひ
「いたーい!」と反応してみてください。


「こら!」だけではわかりません。

逆に、どうして叩いたらいけないのかを
ゆっくり説明するのは
とてもいいことですが、
2歳児の理解の限度というものもあります。


2歳くらいになると、
人が悲しんでいる、かわいそう
という感情
が分かるものです。


叩かれると、
パパやママが「痛い」ということで、

叩く

相手は痛くて悲しい

ということを教えてあげてください。



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叩かれたらこんなに痛いんだよ!は逆効果


ときどき目にする光景なのですが、
子供を叩いて、

「ほら、分かった?
叩かれたらこんなに痛いのよ!」


と怒っているママがいます。


これ、逆効果になるので、
2歳児にはおすすめできない
しつけの方法
です。


ママの気持ち、とてもよくわかります。

ただ、残念ながら、
この方法ではママの気持ちは
伝わらない
と思います。


なぜなら、ママのその言葉、
お子さんに届いてないからです。


ママを叩いてきた子供に対して、
ママが叩き返す。


この時点で
お子さん、泣いていませんか?


そこから、

「叩かれたらこんなに痛いんだよ」

と言っても、もう子供の耳には届いていません。


子供はとても自分勝手。

人を叩く子供も、自分が叩かれたら、
痛みやショックで大泣き、
途端に被害者です。


それからのお説教は聞こえません。

「ママに叩かれた。痛い。怖い」の
感情しか残らないんですよね。


大泣きしている子供に
「分かったの!?」と
繰り返し聞いても同じこと。


なんのことか分からないけれど、
ママが怒って聞いているから
「うん」と言ってみるだけなんですよね。


2歳くらいの子供は、
冷静になることがとても大変です。

感情のコントロールが
上手にできないんです。

だから、何かを教えたい時は、
子供が泣いていないときに


これが、2歳児に
上手に物事を伝えるコツです。



魔法の言葉「ありがとう」


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叩かない!という禁止の言葉は、

ちょっとの変換で
子供に受け入れられやすい言葉に変わります。


2歳児に一番喜ばれる言葉、
それは「ありがとう」だと思うんです。


自分を認められ、感謝され、
褒められているように感じるんですね。


2歳児にとって
「ありがとう」は魔法の言葉


パパやママを叩いている子に
「やめて」と言ってやめたら
「叩くのやめてくれてありがとう」

叩くのやめたら喜んでくれた。
叩くのは喜ばれないことなんだ

思います。


「痛い」ことを伝え
「ごめんなさい」が言えたら、
「ちゃんと謝ってくれてありがとう」


ちゃんと謝れば相手は嬉しい
思ってくれるんだと伝わりますね。


いつもなら要求を通すために
パパやママを叩くのに、
それをしなかったら
「お口で教えてくれてありがとう」


叩かず、口で言えば、
お話を聞いてもらえるんだ

理解できます。


子供を叩いてみたり、
2歳児相手にお説教したり、
大声で怒鳴ったりするよりも、
実は一番効果的です。


すぐには伝わりませんが、
意識的に何度も
繰り返してみてください。


「こうしなさい」より、
「こうしてくれてありがとう」の方が
素直に聞くことができる指示方法
です。


叩かない!は、
「優しくしてくれてありがとう」に
変換してみましょうか。


お子さんに響く、
オリジナル変換をしてみてくださいね。

受け入れやすい言葉で
子供に「こうしなさい」を
伝えてあげましょう。



おわりに


いかがですか?

魔の2歳児、イヤイヤ期。
本当にこの時期のママは大変ですよね。


ただ、この時期だからこそ
伝えてあげたいこともたくさんあります。

人を叩かないということも、
叩いていないときに教えても
それは口で言うだけなんですよね。

子供の心に深くは染みません。


叩いているその場で
「いけないこと」と教えてあげることこそが、
一番子供に伝わるタイミングなのです。


叩く対象がパパやママのうちに、
ぜひ「人を叩かない」ことを
教えてあげてください。

(ライター 三木杏奈)



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