幼児のしつけ「ごめんなさい」が素直に言える子になる秘訣
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6分
子供のしつけ、
どんなことを目標にしていますか?
子供に教えてあげたいこと、
たくさんありますよね。
その中でも、
ぜひ子供にできるようになってほしいのが、
「ごめんなさい」と言えることです。
子供は、思いがけず人に迷惑をかけるもの。
そんなとき、
素直にごめんなさいが言える子供は、
きっと大丈夫です。
周囲からもとても好かれる
「ごめんなさいが言える子供」になる秘訣、
ご紹介します。
「ごめんなさいは?」よりも「ごめんなさい」
「ごめんなさい」を教えるとき、
つい
「ごめんなさいは?」と
子供に詰め寄っていませんか?
実はこれ、あまり効果がないんです。
お友達のおもちゃを取り上げて
泣かせてしまった、
そんなとき、
「ごめんなさいは?」と
ママに言われて
子供が言った「ごめんなさい」は、
単なる言葉でしかないんです。
この場合ママは、自分の子供に
「ごめんなさいは?」と言うのではなく、
相手の子供に
「悲しかったよね。ごめんなさい」と
謝りましょう。
子供は、親の姿を見て
全てのことを学んでいきます。
子供心に、
悪いことをしてしまったということは
きっと分かっているでしょう。
でも、その時の対処方法が分からない、
そんなとき、
ママの姿が一番の見本になります。
どうしよう、と思っているところに
強制的に「ごめんなさい」という
言葉を言わせても、
ごめんなさいと自然に言えるようには
なりませんね。
ママが「ごめんなさい」と言う姿を見せ、
「一緒に謝ろう」と教える方が、
きっと子供の心に響くと思います。
子供が自分から
「ごめんなさい」と言えるようになるまで、
ママは一緒に謝ってあげてください。
「ごめんなさい」には、笑顔で「いいよ」
子供が「ごめんなさい」を
言えるようになるため、
ママに習慣づけてほしいことがあります。
それは、子供が謝ったら、
笑顔で「いいよ」と言ってあげることです。
何か悪いことをしてしまった子供が、
ママに「ごめんなさい」と言ったとき、
それは本当に反省してのことだと思います。
せっかく、ごめんなさいと言ったのに、
「もう何回目?
何度言っても分からないんだから」
とお説教を続けてしまっては、
子供のせっかくの「ごめんなさい」は
忘れ去られてしまいますよね。
ママに「ごめんなさい」を
聞き流されてしまったような状態です。
子供にとって、「ごめんなさい」が
重要な言葉でなくなってしまいます。
子供が勇気を出して
「ごめんなさい」と言ったときには、
まだまだ言いたいことがあっても、
ぐっとこらえ、
「いいよ。ちゃんと謝れたね」と、
「ごめんなさい」を評価してあげてください。
「ごめんなさい」という言葉は
相手に届く言葉だと思えることが、
子供がごめんなさいと言える
原動力になります。
親も子供に「ごめんなさい」
子供に「ごめんなさい」は大切なんだよと
力説している我々親は、
ちゃんと子供に「ごめんなさい」と
言えているでしょうか?
たとえば、公園に行く約束が、
急用で行けなくなってしまった。
そんなとき、
「また今度ね。仕方ないでしょ?
用事できちゃったんだから」
なんて言ってしまっていませんか?
相手が子供でも、いえ、子供だからこそ、
謝らなければならない場面では、
きちんと謝るようにしましょう。
親と子供の間で、
互いに「ごめんなさい」と言えることが、
お友達との関係の予行演習にもなりますね。
ごめんなさいと素直に謝れる親は、
子供から信頼されます。
子供に要求するだけでなく、
互いにごめんなさいと言い合える親子関係、
目指してみませんか?
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おわりに
いかがですか?
「ごめんなさい」という言葉は、
これから子供が成長し、
お友達や周囲の人々と関わっていくなかで
必ず必要になってくる言葉です。
そして、人間関係において、
とても重要な言葉になってくるでしょう。
そんな大事な「ごめんなさい」だからこそ
自然と自分から言えるように
なって欲しいですね。
子供とのかかわり方を意識して、
お子さんと一緒に、
「ごめんなさいと言える子供」
を目指してみてください。
(ライター 三木杏奈)
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