2歳児のしつけ|閉じ込めるのはいいの悪いの?調べました
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子供にしっかりとしたしつけを!と
思うママにとって、
2歳児は一番難しい時期かもしれません。
魔の2歳児という言葉もありますし、
言葉での意思疎通も
完全には難しい時もありますよね。
そんな2歳児のしつけの際、
閉じ込めるという方法をとる
ご家庭があります。
なかなか強硬なこの閉じ込め、
しつけとしていいの?悪いの?
気になる子供への影響から調べてみました。
「一定の効果あり」その論理とは?
「閉じ込め」には
一定の効果があると言う専門家がいます。
その理由は、
閉じ込めるという行為によって
「自分よりも親の方が
上位の存在だと認識する。
全てが自分の思い通りにはならない
ということを身をもって
学ばせることができる」から
というものです。
家庭でのしつけの際には、
押し入れに閉じ込めたりして、
子供が泣いていても
10分程度閉じ込めることで
効果があると言われています。
幼い子供には、
言葉で長く説教するよりも、
好き勝手にできないということを
身をもって教えること。
この理論をすっかり信じれば
「閉じ込め」は幼児に対して
効率的なしつけの方法と言えそうです。
「効果なし!」その理由とは?
逆に、閉じ込めは
しつけの効果が無いばかりか、
子供の成長にとってマイナスだ
と言う人もいます。
子供が何か悪いことをする時には
大きく分けて
2つの理由があると言います。
まず一つ目は、
それが悪いことだと知らないから。
そしてもう一つは、
悪いことだと知っていて、
何かを求めてあえて実行したから。
この考え方でいくと
「閉じ込め」という方法は、
この両方とものケースにおいて
無意味だと言うのです。
悪いことだと知らない子供に対しては
悪いことを説明する機会を失い、
知っていて別の欲求がある子供に対しては
対話の機会を失います。
親に甘えたい反動だったり、
気を引きたい行動だった場合、
子供は「話を聞いてくれなかった」
という絶望感を味わう可能性もあります。
そのように考えると、「閉じ込め」は
言葉で説明することを放棄して、
力のみで子供をしつけようとする
強硬手段となりますので、
良いしつけの方法とは言い難くなりますね。
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いいか悪いかは「思い」次第
ご紹介した通り、
考え方次第で
同じ「閉じ込め」というしつけの方法が
良い方法となったり
悪い方法となったりします。
各家庭の考え方次第と
言ってしまえばそこまでなのですが
親が子供に「何かを教えたい」と
本気で思っての行動かどうかを基準に、
しつけの方法を
考えてみてはどうでしょうか?
一見、強硬とも見える「閉じ込め」も、
大声で怒鳴るよりも
冷静に、子供に反省の機会を与えることが
できる方法かもしれません。
自分でどうしようかと考える
時間を持たせることができるため、
言葉で説教する一方的なしつけに比べ、
考える力が養われる可能性があります。
逆に、日常の接し方や
子供の性格によっては、恐怖感を与え、
トラウマをうむ可能性もあります。
絶対的に正しいしつけ方法というものは
実はありません。
子供の性格も千差万別。
親子の関係性もそれぞれなのですから。
親が子供のためを思ってしつけをし、
それが子供の心を
傷つけるようなものでない限りは、
そのしつけ方法は
完全に間違いとは言えないと思います。
「うるさいから」
「言い聞かせるのが面倒だから」
という閉じ込めは、虐待です。
「しつけ」の閉じ込めは許容されても、
「虐待」の閉じ込めは
絶対に許されないと思います。
おわりに
いかがですか?
2歳の子供の親は、ママ2歳。
まだまだ我々も
親として成長過程にあると思います。
時に、しつけの方法を迷い、
これでいいのかな?と
悩むこともあります。
子供のことを考え、
子供の成長を願っていれば、
万が一間違えたしつけ方法になっていても
はっと気付くことができると思うのです。
叱ることが、
ママのストレスのはけ口に
なってはいけません。
その「閉じ込め」によって
伝えたいことは何ですか?
何を教えたいのですか?
常にそれを考えながら、
しつけの方法を
選択していければいいですね。
(ライター 三木杏奈)
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