お葬式の髪型ロングへアのそのアレンジはマナー違反!?
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お葬式の時に、よく困るのが髪型!そうヘアアレンジです。
ショートやミディアムならそこまで難しく考えなくても良いようですが、ロングの方は困りますよね。
他の人から見られて、「あの人マナーも知らないのか」と言われたくないですし。
そこで、今回は弔事の時のロングヘアアレンジでのマナーや、ポイントをお話します。
この記事の目次
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1:どの髪型にも共通する留意点
参列する際は、失礼があってはならない場ですので、良いヘアアレンジと悪いヘアアレンジはしっかりと把握しておきましょう。
また、アレンジに使うヘアアクセも決まりがありますので、重ねて把握してくださいね!
①髪の色について
まず、髪色についてですが、軽い茶色の方だと、そのまま参列される方もおられるのですが、本来は黒く染め直したり、1日だけ黒くする染色スプレーなどを使ってください。
親族の方の弔事ですと、こういう所にしっかり気を使うとイメージUPに繋がるようですよ。
②髪の高さ
次に気をつける所は髪の高さです。意外に盲点だったりします。
何故ならば、お辞儀をしたり、焼香をする際に、長い髪が邪魔にならないようにしなければいけないからです。
前髪は顔が見える程度までにまとめて、横髪や後ろ髪は耳より下くらいの位置でまとめます。それ以上高い位置でまとめるのは慶事用になってしまいますし、派手な印象が醸し出されます。
髪の高さは、全ての長さにおいて共通な留意点ですので、把握しておきましょう。
③香りに注意!ヘアアクセ使用時は黒色で!
もし、ヘアワックスやヘアスプレーを使用する時は、無香料を選びましょう。無香料が無ければ香りがきつくないものを選びます。
度合としては、お線香の匂いの方が強い、という程度が好ましいでしょう。
シャンプーの匂い程度、ということですね。
ヘアアクセは、黒い色合いの物を使いましょう。一番最適なのは、黒いゴムや黒いヘアピンを使用することです。
バレッタやシュシュを使う方もおられますが、黒色で装飾が無く、シンプルな無地などでしたら失礼にあたる事は無いでしょう。
まとめ髪を簡単に出来るアイテムも販売されていますが、先程もお伝えしました通り、耳より下くらいの位置でまとめるのがベターなので、夜会巻きなどは向きません。
もし、夜会巻きのような髪型をする場合は少し位置を下げなくてはいけません。高さや位置を考え、黒いヘアアクセを用いることを把握しておきましょう。
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大人のロングヘアアレンジポイント
一番手っ取り早いのは、黒いゴムを用いて、後ろで一本に縛ったり、髪を束ねてねじり丸めておだんごにすることです。
おだんごにするのは、束ねた髪を同じ方向に3回~4回位ねじり、ねじり始めた所を起点にぐるっと巻いてゴムで縛ると簡単です。この際に少し毛先が出るのは問題ないようです。
しっかりとしたい場合は、一本で三つ編みを編み、巻いておだんごにすると安定感が出ます。ただし、フィッシュボーンと呼ばれる編み方は、編み込みになり、華やかに見えますのでやめておきましょう。
横に縛るのはマナー違反?
また、後ろに一本に縛るのはおばさんっぽいと言って、横に縛る人が居ますが、マナー違反とまではいきませんが、グレーゾーンに入ります。
肩に髪がかかるのはあまりマナー的にはよろしくなく、喪服の正装時に女性は真珠のネックレスをしますが、その真珠が映える為にも、まとめ上げた方が良いです。
何故真珠のアクセサリーをするのかといえば、真珠は涙を意味し、故人を偲ぶ尊い気持ちを表しています。
ですので、横に流れたり、髪で見えなくなるのは、故人を偲ぶ涙を隠している、つまり心から偲んでいないという意味合いになりかねません。留意しておいてください。
他にも、シニョンを用いておだんごヘアにする方もおられますし、ヘアピンを用いて綺麗にまとめる方法もあります。
基本的には、耳より下の位置、後ろで肩にかからないぐらいで、黒いヘアアクセを使ってまとめる、と覚えておきましょう。
子どものヘアアレンジポイント
お子さんのロングへアも結構悩みますよね。
子どもなんだから普段通りで良いじゃないと、言う方もおられますが、実はそれって白い目で見られたりとか結構あるんですよ。とはいえ、基本は大人と一緒ですし、そう悩む事でもないようです。
女の子でしたら、ロングヘアなら耳より下くらいの位置でまとめて、黒や茶色のヘアゴムや、目立たない色合いのゴムでまとめましょう。
キャラクターの絵柄などが付いた飾りゴムは厳禁です!
男の子は、短く切り揃えている子が多いですが、髪が目にかからないように、という点だけを留意しておきましょう。
★お葬式の子供の服装、靴、靴下など服装選びのポイントはこちらで詳しく紹介しています。
→お葬式の子供の服装や靴に靴下は?恥をかかないママの知恵
まとめ
いかがでしたか?
故人を偲ぶ思いは、参列する、お香典を包むだけでなく、装いからも醸し出されるものです。
他の方に失礼にならないように、場に合うマナーを自然と身に付けていきましょう。
(ライター 綾樰 柚葉)
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