幼児にスマホの影響がコワイ!遊ばせすぎていませんか?
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幼児へのスマホの影響、考えたことはありますか?
現在、スマホやタブレットはあって当たり前のものになりました。
あなたのお子さんは、スマホを使っていますか?使わせていませんか?
とても便利で楽しいスマホですが、幼児に渡したままというのは、危険かもしれません。
この時代ならではの心配事、幼児がスマホを使用することによって考えられる影響をご紹介していきます。
幼児も依存症に?スマホの魔力
近年、若者のスマホ依存という言葉を耳にします。何も考えずふと時間が空けばスマホを取り出し、常にスマホがないと不安になるという人もいるようです。
ここまで深刻な状況でないにしても、幼児もスマホ依存になってしまう可能性はあるのです。
スマホは、テレビよりも刺激的で、体験型であることが多いため、幼児も夢中になりやすいのです。
テレビのように、CMが入って気がそれることもありません。その分、1人の世界に入ってしまいがちなのです。
具体的には、
- 長時間スマホを放さない
- スマホで遊んでいるときに声をかけても反応しない
などという状況になってきたら、幼児のスマホ依存予備軍と言えるかもしれません。
時間を決めずに、子供に端末を渡したままというのは危険です。
年齢にもよりますが、15分などと時間を決め、時間になったら切り上げる癖をつけてください。
視力低下の危険性
テレビを見ることでも、子どもの視力低下は心配なところですが、スマホやタブレットはそれ以上に心配なものです。
まず、かなり近い距離で小さい画面を見ることになります。これにより、子供だけでなく大人でも近視になってしまう危険性が高いと言われています。
また、暗くなった手元で光るものを見たり、至近距離で目へ刺激が与えられることで、本を読むことなどに比べて大きな負担が目にかかっている状況です。
さらに、画面をずっと見ている状態では、見ているものの距離が長時間変わっていません。
日常生活では、遠近様々なものをみることで目の筋肉を動かしています。慢性的に長時間同じ近くのものを見続けていると、目の筋力低下にもつながり、結果、視力が悪くなってしまう原因にもなるのです。
お外でスマホは、外遊び?
最近、公園などで少し変わった光景を見ることはありませんか?
よく晴れた公園で、数人の子どもたち。でも、滑り台を滑るわけでもなく、追いかけっこをするわけでもなく、一様に座っています。
何をしているのかな?と思ったら、みんなで集まって、スマホゲームや携帯ゲームをしているのです。
親は、「外で遊んできなさい」と言って送り出しますが、結局、外で座ってスマホでは、家の中と同じです。これにより、一部の子供で運動不足が問題になっているようです。
幼児の間は、子どもだけで外に遊びに行かせることはないかもしれません。
でも、この幼児期にスマホで遊ぶという癖をつけてしまうと、小学生になったころには、当然のように公園で座っている子どもになってしまうかもしれません。
幼児なら、家の中で少し走ったりおもちゃを使って遊ぶだけでも、いい運動になります。しかし、スマホを使って遊んでいる間は、座ったままです。
適度な運動は、子供の発育にとってとても大切なものです。肥満の防止にもつながります。
スマホ使用によって引き起こされる運動不足に注意してください。
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寝る前は特に注意!睡眠が浅くなる?
スマホアプリで遊んでいる状態は、目にも脳にも強い刺激が与えられています。
そのため、寝る前にスマホを使用してしまうと、脳が興奮した状態になってしまい、安眠できないと言われているのです。
子供にとって、よく寝ることは成長のためにとても重要なことです。寝ている間に記憶が定着するともいわれます。
この、「よく寝る」というのは、ただ長時間寝るだけでなく、しっかり熟睡して、体の疲れも脳の疲れもとれるよう、「良く」寝ることが大切なのです。
子供の成長の時間である睡眠時間をしっかりとれるよう、特に寝る前はスマホを使わせないことをおすすめします。
おわりに
いかがですか?
スマホは本当に便利で楽しいものです。
外出先で静かにしてほしいとき、子どもに動画を見せたりというママもいるかもしれません。
そういった使い方もいいのではないかと思います。
ただ、それはここぞというときの切り札として、特別感があるからこそ、効果があるものでもあります。慢性的に子供に使用させている状態では、切り札効果も薄れてしまうかもしれません。
子どもにスマホを渡したままにせず、今日は一緒にお絵かきをしてみませんか?
与えられる刺激ではなく、手を動かして白い紙に何かを作ってみましょう。1人で見る画面ではなく、ママと一緒に、できた絵を見られる喜びを教えてあげてください。
子どもは、手軽で楽しいスマホに興味をもちます。与えたままにせず、スマホとの適度な距離感を教えてあげることも、今の時代の子育てで重要なしつけなのかもしれません。
(ライター 三木杏奈)
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