注射で子供が泣かない方法|身につけて安心!のママの知恵
読了までの目安時間:約
6分
子供たちを
病気から守るための注射ですが、
やはり痛い・怖いので
子供たちの敵のように
なってしまっていますよね。
「注射嫌い」の子供に、
注射の度に大泣きされてしまうと、
ママも気が重くなってしまい、
ある意味、「注射に連れて行くの嫌い」に
なってしまいそうです。
今回は、注射の大泣きを軽減するコツを
ご紹介します。
注射嫌いにしているのは、ママ?
注射と言えば、ほとんどの子供たちが
共通して嫌いなものです。
そのため、時に、注射を
子供を怖がらせる手段にしていませんか?
好き嫌いをして野菜を食べなかったとき、
「お野菜食べないと病気になって、
病院で痛―いお注射しないといけなくなるよ」
お風呂上がりになかなか服を着ない子供に
「風邪ひいて、
お注射しないといけなくなるよ」
なんて言ったことありませんか?
「お化けがくるよ」よりも
現実的に子供が怖がってくれるため、
つい言ってしまうことがありますが、
これ、
子供に「注射は怖いよ」と
言っているようなものですよね。
注射の頻度は、数週間後のこともあれば、
数か月、1年とあくことがあると思います。
その間に、子供の中で
実際に痛かった記憶よりも
「痛くて怖いイメージ」が
強くなっていきます。
そのため、次回の注射の際には、
イメージで怖がって
大泣きすることがあるのです。
そんな子供にとって、
「注射しないといけなくなるよ」という
ママのセリフは、
注射のイメージを
どんどん怖くしているわけです。
とても便利な「怖がらせセリフ」ですが、
そのせいで次回の注射が
大変になるかもしれません。
別の「怖い対象」を探してみると
いいかもしれませんね。
「大丈夫だった!」という印象を付ける
子供たちはイメージで怖がっているという
お話をしました。
そのため、イメージで
「大丈夫だった」ということを
印象付けることができれば、
案外注射を怖がらなくなる子が多いものです。
注射を頑張った後、
「すごいね!大丈夫だったね!
もう大きくなったんだね」と、
大げさなくらい褒めてあげてください。
パパにも、
「注射、平気だったんだよ。すごいよね」と、
お子さんのいる前で報告してあげましょう。
そうすることで、子供は、
「自分は注射、大丈夫なんだ」という
イメージがついてきます。
次回の注射の際には、
また泣きそうになるかもしれません。
そんなときは、
「前、しっかり頑張れてたから大丈夫だよ。」
と、
前回の成功体験のイメージを
思い出させてあげてください。
頑張れる!と思った子供は、強いものです。
子供に「自分なら大丈夫」という
意識を持たせてあげてください。
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泣いてもいいよと言ってみる
注射の時、泣いてしまった子供に
「もう泣かないの!」
「いつまでも赤ちゃんみたい!」
なんて言ってしまっていませんか?
赤ちゃんを卒業した子供だからこそ、
恐怖を記憶していて、泣いているのです。
子供は、「泣かない!」と言われ、
我慢しようと思うほど
自分の中であれこれと想像しながら
我慢しようとして、
余計に怖がってしまうものです。
そんな子供には、
「大丈夫だよ。どうしても怖かったら、
泣いてもいいよ」
と言ってみてあげてください。
注射の痛みを我慢しなければならないのに、
泣くことまで我慢しなければならないと思うと、
子供は追いつめられてしまいます。
泣いてもいいと言ってもらって、
泣くことを我慢しなくてもよくなっただけで、
子供へのプレッシャーは格段に軽くなります。
実際に泣いてしまったときにも、
「注射を嫌がって逃げたりしなかったから、
お利口さんだったよ」
と泣いたことを残念だと言うよりも、
他を褒めてあげてください。
泣いちゃだめ、という
ママからのプレッシャーで
子供を追いつめないように
してあげてくださいね。
おわりに
いかがですか?
注射は、やはり楽しいものではありません。
どうしても、怖いし嫌なものです。
でも、できるだけ
注射に対するイメージを悪くしない、
恐怖を軽減することで、
だんだんと注射で泣かないように
なっていけばいいですね。
泣いてしまっても、
どうか怒らないであげてください。
小児科の先生たちも、
大泣きされることには慣れっこです。
周囲に対して恥ずかしいなどと
思う必要はありません。
ただ、注射の際に大暴れしてしまうと
とても危険ですので、
それは避けたいものです。
まだ子供です。
泣いてもいいのです。
大暴れして嫌がらなければ、
それだけでお子さんの頑張りを
褒めてあげてください。
それを繰り返すことで、
泣かずに注射ができるようになると思います。
(ライター 三木杏奈)
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