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叱らない子育てで失敗しないために大切な3つのこと

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最近、よく聞く「叱らない子育て」。

子供の個性を尊重して、
のびのび育つことができる育児方法として、
人気を集めています。


でも、この叱らない子育て、
実は叱るよりも
とても大変な育児方法なんです。


よく内容を理解せず、
ただ「叱らない」だけでは、
子供はただのやりたい放題。

叱らない育児で失敗しないために、
ママが心得ておきたいことを3つ、
ご紹介します。



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「叱らない子育て」を理解する


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まず、叱らない子育てって、
どんなものか
を理解することが大切です。


子供が悪いことをしたとき、
「ほんとにいたずらっ子なんだからー」と
笑っていることが
叱らない子育てではありません。


叱らない子育てとは、
「叱らず、言い聞かせて理解させる子育て」
なんです。


「叱らない子育て」という名称だけ
一人歩きしてしまい、
内容を理解せずに実践してしまうのは、
とても危険です。


ダメなことは、ダメだと教えます。

その教え方が
「言い聞かせる」のが「叱らない育児」

感情に任せて「怒る」のが「怒る育児」

そして、
勘違いして、ダメなことを教えず、
子供を甘やかすだけなのが
「放置」


一番簡単なのが、「放置」ですね。

「もー、うちの子、困ったちゃん」
なんて言いながら、
子供の好きにさせているだけ。

でも、子供は今、ママから
してはいけないことを教えてもらわなければ、
いつ、誰から教えてもらうのでしょう?


「そのうち、自然と分かるようになる」?
それこそ、子育てを放棄した「放置」です。


「放置」は子供を
自由にさせているのではなく、
野放しにしている状態。

ママはラクでしょう。
でも、その被害者は子供です。

小さいうちは、
やんちゃでかわいいと言われていても、
ずっとそのままではいられません。


小さいうちに、

静かにするべき場所や状況、
他人にしてはいけないこと、

逆に、周囲の人に配慮するべきことなどを
きちんと教えてあげるのが「育児」です。


放置しておいて、
私は育児している!という
勘違いママにならないよう、

「叱らない育児」を
しっかり理解したいですね。



叱らない育児を実践する覚悟をもつ


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叱らない子育てを理解したら、
実際に実践するための覚悟をきめましょう。


叱らない育児は、
叱って教える育児よりも大変なのだ
というお話をしました。

それは、どうしてでしょうか?


子供が悪いことをしたとき、

こら!やめなさい!

と叱るとその瞬間、子供は止まってくれます。


そのため、ママとしては
子供を制止することができるのですね。

ママに怒られたら怖いので、
悪いことをしないようになるかもしれません。


しかし、叱らない育児の場合は、
叱らず、どうしてそれがいけなかったのかを
説明する
ことから始めます。


そのため、子供としては
ママに怒られていないので怖くありませんし、

逃げてもママは怒らないと思っているので、
お話の途中でいなくなってしまうかもしれません



怒ることに比べて、
子供を止めること、
子供に「ダメ」という情報を伝えることが
とても難しい
のですね。


叱らない育児を実践するには、
本当に根気が必要です。


叱らない。
でも、子供の好き勝手にはさせてはいけない。



ママに叱られるから
悪いことをしないのではなく、

どうしてそれが悪いことなのかを
説明しましょう。


そして、
叱らない子育てをしようと決意した以上は、
途中で大変だからと放棄することは
できません。


説明しても聞かないから、
言い聞かせるのを辞めれば、
先ほどご紹介した「放置」状態。

説明していて自分がイライラしてしまい、
結果、感情的に怒ってしまっては、「怒る育児」。


叱らない育児を実践するには、
ママにしっかりとした
決意と根気が無ければできません。


ママの気分次第で、
叱らない子育ての日があったり、
怒る日が合ったりしては、
子供が混乱します。


叱らない子育ては、

子供と友達のように
仲良しで遊んでいるだけの、
楽なものではありません。


子供に、「叱る」以外の方法で
しつけをしていくという、
覚悟をしっかり持つことが大切です。



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周囲に「叱らない子育て」を強要しない


叱らない子育てを実践中、
周囲にもそれを求めてしまう人がいます。


出先で子供がご迷惑をおかけしたとき、
それを注意してくれた人に対して、


「うちは叱らない子育てをしてるんです!
うちの子に怒らないで」



と言ってしまう仰天ママがいるとか。


これは、子供の教育において、悪影響です。


まず、子供が悪いことをした場合、
周囲の方から「注意してもらった」のですね。


それなのに、
相手に怒りの先を向けてしまうと、

子供にとっては、
相手こそが悪い人であり、

自分は理不尽に怒られた
かわいそうな子になります。


子供が「悪いこと」を理解する機会を
奪ってしまっている
のです。


ママが、自分で覚悟を決めて
叱らない子育てをするのは、
育児方針ですので、問題ありません。


しかし、それを周囲に強要してはいけません


他人から注意をしてもらったら、
その場でわが子を叱りつけるのではなく、
一緒に「ごめんなさい」と謝りましょう


そして、後で
何がいけなかったのかを説明するのが、
叱らない子育てです。


ママからだけでなく、
周囲の人との関わりからも、
子供はたくさんのことを学びます。


その機会を、
ママが奪ってしまわないように
気を付けましょう。



おわりに


いかがですか?


叱らない育児、本当に大変だと思います。


現在は、言葉の意味を勘違いした
放置状態の育児が問題になるあまり、

あまり良いものと
思われなくなってしまっていますが、

本来は、子供の個性を伸ばし、
言葉でしつけをする、
とても素晴らしい育児方法です。


叱らない子育てをしっかり理解し、
もし実践する場合には、

子供と一緒にママも成長するつもりになって、
頑張っていきましょう。

(ライター 三木杏奈)


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