インフルエンザ予防接種の効果はホントあるの?
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インフルエンザ流行の季節が近づくと
園ママたちとの間で、必ず
「予防接種、もう予約した?」
という話題になります。
でも注射打っても、インフルエンザになることも
あるし、これって本当に効果あるのかな??
インフルエンザの予防接種に賛成?反対?
ということで調べてみたのですが…
インフルエンザの予防接種については
賛成派と、反対派があります。
本当に効果があるのかどうか?
双方のいい分をまとめてみました。
インフルエンザ予防接種:「効果がある」派(賛成派)
小学校の頃には学校で
インフルエンザの予防接種をするのが
当り前でしたよね。
・・・嫌だったけど。
今、集団接種はなくなりましたが、
厚生労働省は接種を薦めています。
その理由がこれ。
・世界的にも有効性が認められている
・重症化防止には有効と確認されている
ということです。
それぞれみてみましょう。
1)世界的にも有効性が認められている
「世界的に認められている」って
誰が認めてるの?っていうのが気になります。
研究データはいろいろあるようですが
わかりやすいのを見つけました。
それがコレ。
出典元:「apital:高山義浩 (たかやま・よしひろ)医師投稿 「インフルエンザワクチンは「打つべき!」か?」より」
一発で解説すると
グローバルスタンダードでは、
高齢者10人に接種したら、6人は入院しなくても
すむよ
ということなんです。
「米国CDCが根拠としている文献により」
とありますが、ポイントはこの米国CDC。
日本語訳すると、
「アメリカ疾病予防管理センター」。
ジョージア州アトランタにある、
保健福祉省所轄の感染症対策の総合研究所です。
ここの何がすごいかというと、
このセンターから出される文書は
とても多くの文献やデータの収集結果を
元にしているため、
世界共通ルールとみなされるくらい
影響力があるからです。
そんな機関が根拠としているデータが
いっているんだから、インフルエンザの
予防接種は世界的にも認められている。
そういうわけなんですね^^
日本でのインフルエンザのガイドラインは、こうなっています
インフルエンザ予防接種の有効性は世界的にも認められています。我が国においても高齢者の発病防止や特に重症化防止に有効であることが確認されています。
65歳以上の高齢者に対して行った調査では、予防接種を受けないでインフルエンザにかかった人の34%~55%は、予防接種を受けていればインフルエンザにかからずに済んだこと、また予防接種を受けないでインフルエンザにかかって死亡した人の82%は、予防接種を受けていれば死亡せずに済んだことが報告されています
引用元:インフルエンザ予防接種ガイドライン等検討委員会
幼児に対してもインフルエンザ予防接種は効果的
また高齢者だけでなく、1~6才の幼児でも
予防接種の有効率は20~30%とか。
わかりやすくいうと、
予防接種を受けた子どもと
予防接種を受けていない子どもが
それぞれ100人いたとすると、
そのうちインフルエンザになるのは
予防接種を受けた子どもは14人
予防接種を受けていない子どもは20人
ということです。
さて、この違いをどう判断するか?
あんまり変わらないのか?!
いや、大きく変わるよ!?
判断の分かれどころですね。
2)重症化防止には有効と確認されている
それでも、現在のところ科学的に
有効性が証明されている予防法は
ワクチンの予防接種だけだそうです。
小児神経科の医者からは、集団接種が
中止された1994年以降、
重症のインフルエンザ脳症の子どもが
急増したというコメントもあるようです。
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インフルエンザ予防接種:「効果がない」派
一方で、インフルエンザの予防接種は効果がない
という意見もあります。
その理由は
・衛生研究所や医療関係者が次々に
「実は効かない」と発言している
・脳症とインフルエンザは別の病気
予防接種には脳症を防ぐ効果はない
・予防接種で感染の予防はできない
ということなんです。
それぞれみてみましょう。
1)衛生研究所や医療関係者が次々に
「実は効かない」と発言している
「実は効かない」と発言している
著書まで出しているのが、母里啓子さんです。
医学博士で伝染病研究所(現・東京大学医科学研究所)
で、ウィルス学を修め、愛知県ガンセンターに
勤務していた医師の母里さん。
予防接種の問題に長く取り組んできて、
「インフルエンザワクチンは打たないで」
という本を執筆しています。
他にも近藤誠さん、浜六郎さん、山本英彦さんなど
現役の医師がインフルエンザ予防接種の効果に
疑問を投げかけています。
母里さんによると、ウィルス学者にとっては
インフルエンザワクチンは効かない
というのは、常識だそうです(;^ω^)
★そんな母里さんがワクチンについて語ってます
反対派の専門家が語る「効かない理由」は4つ。
- 「インフルエンザは死に至る病」
だといわれるが、インフルエンザで死ぬことはない
- 衛生研究所では「このワクチンは効かない」と
確認されている
- 脳症とインフルエンザは別の病気
- 家族や他人に移さないためと言われるが
ワクチンで流行は阻止できない
です。
4つの効かない理由は本当なのか?
ただ、これにはいろいろな解釈の仕方が
あるようですね。
インフルエンザで死ぬことはないの?
これについては調べてみると、
インフルエンザの死亡者が
人口動態調査でも発表されています。
毎年100人以上が、インフルエンザが
原因で亡くなっていることがわかります。
厚生労働省データはこちら
その統計のカラクリは・・・
そこまでは主婦としてはわかりませんが^^;;;
死ぬことはないとは言い切れなさそう。
衛星研究所のデータで確認されている??
これは、「確認されている」という
証拠を探せませんでした。
脳症とインフルエンザは別の病気?
「最近の研究では、予防接種には
インフルエンザ脳症を防ぐ効果はない」
と報告されたようです。
確かに調べてみると、脳症になる原因が
はっきりとは解明されていないようです。
一つ言えるのは、脳症では脳内からは
インフルエンザウィルスが検出されたことは
ほとんどないようで。
つまり、脳症はウィルスが脳内に侵入しなくても
発生してしまうということだそう。
(岩手県盛岡市:「よしだクリニック」HPより)
一説には、誤った解熱剤の登用の副作用で
脳症が発生するという説も。
「インフルエンザ脳症は予防接種で防げるか」
なかまユニオン小松病院分会のぶろぐより
ということで、とりあえず
予防接種で脳症が予防できると、断定は
できなそうなんです。
予防接種で感染の予防はできない?
インフルエンザの予防接種で
抗体ができる場所は血液の中です。
だからインフルエンザの感染経路の
喉や鼻には抗体ができないそう。
また、ワクチンは「今年流行する」と
予想のもとに作られているので、
必ずしも、その年に流行するワクチンと
一致するわけではないということもあります。
有効確率は約20%という説も^^;
「NEWSポストセブン」記事より
まとめ
で、どうなの?というのは
結局のところ、こういう主張をそれぞれ
どう判断するかってところなのでしょう。
ちなみに我が家では
インフルエンザ予防接種は打ちません。
なぜなら・・・
予防接種をしなくても、
インフルエンザになったことがないからです(*^^*)
だって注射、高いし(゚Д゚;)
インフルエンザ予防接種しなくても
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皆様のインフルエンザ対策に
少しでもお役にたてましたら嬉しいです!
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